また飲んじゃった〜

連日の墓場の宴会で飲みすぎの日々が続いています。母に『お父さんがお墓に行ってた時はビールとか持って行かんやったとに、アンタの代になったら墓でビールばっかし飲んで・・・』と文句を言われているえぐえぐです。
ハイ、今日はお墓には行かず、家で留守番してます。みんなのゴハン作って待ってます。そうします。。。

お盆の15日と言えば、精霊流し




私が幼少の頃は初盆の家庭でそれぞれ流した船は流しっ放しで、翌日の16日に海に泳ぎに行くと船に乗せたお供え物のぶどうやらスイカやらがプカプカ流れてきたてりしたなぁ。ホントは16日は泳いじゃいけない言い伝えがあるけど、そんなのお構いナシに泳いだりしてよくばーちゃんに怒られてたよ(笑)。
今はゴミや環境問題で、精霊船は流した後海から引き上げて決められた場所で焼却するよう自治体に決められてます。

去年、小さいながらも父の船を流した時、釣り用の船を所有している伯父がその船で川から海まで引っ張ってくれたんだけど、他の精霊船が次々と引き上げられる中、せっかくだからもうちょっと沖まで流して来ると言って、しばらく海から帰って来なかったんだよねぇ。乗組員は伯父と父の弟のおじさんと妹の旦那ヒロくんとイトコのタカシくんの4人。
船を出してくれた伯父の奥さんと『帰ってこんねぇ』なんて言いながらのんびり川を眺めていたら私たちの後ろをけたたましいサイレンを鳴らしてパトカーが走り過ぎて行きました。『何やろうねー?』『事故やろかー?』
しばらくするとそのパトカーが戻ってきたので???と思っていると、ようやく戻って来たおじさんの船から『そのパトカー止めてくださーい!!!』と叫び声。
咄嗟に4人のうち誰かが海に落ちたんじゃないかと思って戻って来た船に乗ってる人を慌てて数える私。1,2,3,4,5・・・5???
伯父たちは、精霊流しを見に来ていた見物人の1人が海に転落するのを偶然目撃し、急いで救助に向かったとの事。生前、父が誤って川に転落して救助された事があり、伯父曰く『お前の父ちゃんが助けてやれと呼んだに違いない』と。伯父の船に助けられたその人も、去年息子さんを亡くされて(まだ26才だったそうです)初盆だったそう。息子さんの船は流さなかったらしく、ぼんやりと精霊流しを眺めていたのかな。。。
その後の宴会(またかよ)では、その人が助かってよかった、誰も怪我しなくてよかったねー、来年からお盆のたびにこの武勇伝話が出るよー、なんて笑い話になったのでした。