佛説阿弥陀経

祖母と祖母の弟妹が立て続けに亡くなり、昨日まで毎週法事だった。


初七日から四十九日まで七日葬と言って1週間毎に毎週お勤めをあげる。祖母が亡くなるまでは親戚の法事に行っても仏壇の前で手を合わせるだけだったんだけど、お坊さんの読経を聞いているだけだとうっかり眠たくなったり退屈だったり(コラ)。で、お坊さんの声に合わせてお経本を見ながらお経を読む事にしたらなかなかいい感じで。40分くらいのお勤めで一生懸命難しい漢字を目で追っている*1となかなか有意義な時間に。親戚の集まりなので毎回同じメンバーで、その中に従妹の子供の小学1年生の女のコもいて、彼女も私たちと一緒にちゃんとお経を読んでいる。終わると毎回「上手だったね〜」と褒められて凄く嬉しそう。
亡くなった時に90歳を過ぎていると長寿でおめでたいという事でウチの宗派は戒名に「壽」という字がつくらしい。祖母と大叔母にも「壽」がついていた。大叔母は90歳だったけど1人暮らしでとても元気だったから急逝してビックリした。ウチのばーちゃんの葬式の翌日に倒れて、3週間ほど入院して逝った。亡くなった後に叔母さんの家を整理してたら遺言書が出てきた。去年の9月に書かれたもの。実の家族が近くにいないため、周りのみんなにお世話になった事のお礼とお別れの言葉と自分が今住んでいる家を迷惑になるかも知れないけど甥っ子の○○君にあげて下さいという内容。お年寄りのつたない字で書かれているそれを読んでいたら涙が次々溢れてきて参った。昨日がちょうど叔母さんの四十九日で、東京から実のお孫さんが位牌を引き取りに来た。長い間離れて暮らしていた家族のところにようやく行ける事になった叔母さん。私たち姉妹も長い事本当の孫のように可愛がってもらった。おばちゃん、今までありがとうね。

*1:もちろん目で追ってるのは横に書いてあるふりがなの方