主演女優賞

先週の木曜日、1本の電話が自宅にかかってきた。ワタシは仕事で会社に行っており、電話に出たのは母。

「娘さんを東京で拘束しています。娘さんの会社の同僚が会社の金を横領して娘さんの口座に200万振り込んだのでその金を至急返して欲しい。入金を確認したら娘さんを解放します。拘束されているので、娘さんに連絡をとる事はできません。」

いわゆる、振り込め詐欺ですかー。(まだやってたのね)
朝8時過ぎに九州の片田舎の家を出て、9時半に東京にいるワケねーだろって事で、母は即座に振り込め詐欺と気付き、弁護士や警察官と名乗る人にのらりくらりと話をかわし一旦電話を切り、念のためワタシの会社に電話。「娘は出勤してますよね?」(アタリマエだ)

その後、また詐欺師から電話がかかり今度は「娘さんは、今○○県警に拘束されてるので着替えを持ってきて下さい。」「え?さっきは東京って言いましたよね?」
さらに母は「お金も私の一存では動かせないので主人と相談してみます(仏壇でか?)」「お宅の娘さんは、父親に知られると怒られるから黙ってて欲しいと言ってますよ。」(だから、もう死んでるってば)
「娘が200万貰ったのなら、娘がそのお金を持ってると思いますので、本人に払わせますから。」「さっさと振り込まないと娘さん殺されますよ!こちとら893がついとるんぞーおんどりゃー(と言ったかは定かではない)。」と脅され、時間の無駄と思った母は「では主人と相談しますので夕方6時過ぎではないと返事ができませんから!」とガチャ切り。

母ちゃん かっこいい〜!! (でんでんででんでん♪)

最初はノリノリで詐欺師の話に付き合っていた母。笑いをこらえながらも「えー、ホントですかー?娘はどうなるんですかー?」と涙声で話し、詐欺師の方も「お母さん、大丈夫ですかー?落ち着いて下さいねー。」などと言っていたそう。

その後外出して近所のお友達に得意げに自分の武勇伝を話した母。自宅に戻ると非通知着信が5回も入っていたらしい。その日の夜、ワタシもまた母の武勇伝を聞かされたよー。オモシロかったけど。


ヨーコ殿 アンタが書いてたみくしから若干パクったけど、訴訟とかせんでね〜(笑)